I need some space. ちょっと空間が必要? どういうことでしょう。実はこれ、恋愛関係の解消を申し出るときの英語の定番表現のひとつなのです。
日本語の「距離を置きたい」に近い言い回しです。でも実質的には「別れてくれ」、「お別れしましょう」のケースが多いと思う。
私も個人的に言われたことあります。でも意味分かんなくて精神的ダメージを受け損ねました。結果オーライ。
お別れ表現の定番は他にもいくつかあります。
I’m leaving you.
非常によく使われる表現です。意味はそのまま「さようなら」。直訳するなら「私はあなたの元を去る」です。
This is not working.
これは機能していない。「これ」というのはふたりの「関係」のことですね。「もう無理」という意味です。
I met someone else.
他の誰かに出会いました。つまり、他に好きな人ができました。がーん。
You deserve better.
deserveは「~を受けるに値する」という意味です。日本語に訳すのにひと工夫必要なちょっとやっかいな動詞です。直訳すると「あなたにはもっと良いもの(人)がふさわしい」。もっといい人いるはずだから、私とは別れてちょうだいね。みたいな感じでしょうか。
I don’t deserve you.
すぐ前の表現と基本的には同じです。僕は君にふさわしくない。だから君はもっと君にふさわしい人を見つけてください、さようなら。そういうことです。上の表現共々、非常によく使われます。
It’s not you. It’s me.
あなたのせいじゃない。私のせいよ。あなたが原因でこうなったわけじゃない。原因は自分にあるのだ。あくまでも私個人の経験値ですが、たいてい本心ではありません。別れたい一心です。
ふたりの関係がこじれにこじれ、かわいさ余って憎さ百倍みたいなシチュエーションでは、「あんなこと言わなきゃ良かった」みたいな過激な言葉をぶつけてしまうこともあります。できれば言わないほうがいい表現を三つほど。
Get out of my life.
私の人生から出て行け。「あんたなんて顔も見たくない」みたいな表現です。強烈です。
I’m done with you.
君とはもう終わりだ! そのままです。
I wish I never met you.
あんたなんかと会わなきゃよかった。楽しい時間だってあったはずなのに。関係そのものを全否定するような表現です。でも出現頻度は高い気がする。
修羅場は避けようね。
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