nail-biting:ハラハラドキドキ

カタールW杯のグループステージ日本対スペイン戦の結果を、ロイター通信は「日本、うれし泣き」という見出しで伝えました。ほんとはもうちょっと長いんですけどね。こんな感じです。

Tears of joy in Japan after nail-biting win over Spain

「日本は歓喜の涙、対スペイン戦でハラハラドキドキの勝利」

結局、クロアチア戦で負けてしまいましたが、ちょっとおばさんな年齢の私にしてみれば、日本のサッカーチームはほんとうに強くなったなという感想しかありません。

さて本日のフレーズ、nail-biting ですが、nail は「爪(つめ)」、bite は「噛む(かむ)」です。いわゆる「爪噛み」ですね。

では人はどんなときに爪を噛むのでしょう。医学的な説明は置くとして、Cambridge Dictionary はこう定義しています。

A nail-biting situation is very exciting or worrying because you do not know how it will end
nail-biting な(爪を噛む)状況とは、結果が分からないために、大きな興奮や不安を感じる状況をいう。

いわゆる「ハラハラドキドキ」な状況ですね。日本人なら「息の詰まるような」、「心臓に悪い」、「手に汗握る」といった表現を使うかもしれません。

例文も拝借しましょう。

Germany won the championship after a nail-biting final.
「ドイツは息の詰まるような決勝戦を制して優勝を手にした」

カタールワールドカップではドイツは決勝戦を制して優勝するどころか、グループステージで敗退してしまいました。偶然とはいえ、ちょっと気の毒な例文です。

日本対クロアチア戦はPKで決着をつけることになりましたが、このPK戦こそ nail-biting なシチュエーションです。ここで敗退は残念でしたが、選手の皆さんの健闘と献身に敬意を表したいと思います。ほんとうにお疲れさまでした。

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