今日は、お礼を言うときに使えるフレーズをご紹介します。動詞 mean を用いて感謝の気持ちを表します。
こちらです。
It means a lot to me.
直訳するなら「それは私にとって大きな意味がある」です。とても重要で、とてもありがたい。それで、しばしば感謝の表現として使われるのです。
映画の字幕など、翻訳の字数が限られている場合などは、単に「ありがとう」と訳すこともあります。
ただし、to mean (a lot) それ自体に感謝の意味があるわけではありません。基本的な意味は「意味がある、重要だ、大切だ」で変わりありません。こんな感じで使います。
My friends mean a lot to me.
「友人は何よりも大切だ」
You mean a lot to me.
「君は大切な人だ」
Money means a lot to me.
「私にとって金は無視できないものだ」
否定文でも使います。
It means nothing to me.
「私にはどうでもいいことだ」
It barely means anything to me.
「僕にとってはほとんど何の意味もない」
日常会話でけっこうよく使う表現なので、ぜひ覚えてほしいです。自分にとって大事なものを思い浮かべて例文を作ってみるといいよ!
さて。
ここからさきは、今回このフレーズの出典となった映画『明日の私に着がえたら(The Women)』のご紹介と、このフレーズが出てくる場面についてのお話です。お時間のある方はもうちょっとお付き合いくださいませ。
2008年公開の古い映画です。メグ・ライアンが主役のメアリー・ヘインズを演じています。
メアリーは「これ以上何を望むのっ」みたいな人生を送っています。仕事で成功している夫、かわいい娘。一度に60人のゲストを迎えられるコネティカットの大邸宅。いつもすてきな服を着て、お買い物はサックスフィフスアヴェニュー。家事や育児のかたわら、ファッションデザイナーとして働いてもいます。ところが!ここで事件が起こる。当然、良くない事件です。何と(てゆーかご想像の通り)、夫が香水売り場の店員と浮気をしている!
あんまりネタバレしたくないのであらすじはここまで。
では今回のフレーズが出てくる場面です。
メアリーが昼食会を催し、親友ふたりがやってきます。メアリーはふたりにこう言います。
It meant a lot to me.
「ふたりの出席は私にとって大きな意味を持つ」、つまり「ふたりが出席してくれて、とてもうれしい」ということです。文脈によっては「ふたりが来てくれて、とても助かった」ということもあります。
興味があったら見てみてね。
最後まで読んでくれてありがとう。
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