a blessing in disguise:結果オーライ

スペインの敗戦は blessing in disguise? 英語のニュースサイトでカタールW杯の日本対スペイン戦の論評を読んでいると、こんなフレーズをあちこちで目にします。「変装した祝福」とはどんな意味で、どう使うのでしょう。

blessing は「祝福・恩恵」で、disguise は「変装・偽装」です。a blessing in disguise とは、「不幸に変装した幸福」のこと。最初は災難だと思われたことが、後になってみれば僥倖だ。あるいは、一見不運な出来事だが、結果的に良い方向に転じた。そういうときに使うフレーズです。

しばしば、「災い転じて福となす」に相当する英語の言い回しとして紹介されますが、わたしとしては「結果オーライ」が一番ぴったり来る日本語だと思います。

無敵艦隊スペインはグループステージで日本に負けてしまいました。スペイン代表にとっては悔しいし、残念だし、思わぬ不運に天を仰いだことでしょう。でもそのおかげで、優勝候補筆頭のブラジルや前回準優勝のクロアチアのいない「楽なブロックにまわった」とも言われます。

日本に負けてGS2位通過となったことは災難。でも結果的に「楽なブロック」にまわったので僥倖。まさに a blessing in disguise、結果オーライです。

末筆となりましたが、サッカー日本代表の皆さん、まずは Congratulations!

対コスタリカの敗戦が奮起を促し、それが結果的にスペイン戦勝利につながったとしたら、コスタリカに負けたことは、日本チームにとっては a blessing in disguise だったと言えるかもしれませんね。

おまけ。

誰かに「おめでとう!」というときの congratulations は必ず複数形です。「おめでとう」の気持ちをけちってはいけません。なんなら気前よく many をつけても良いです。Many congratulations! といってあげてください。

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