オミクロン変異株という新たな不安要素は出てきましたが、緊急事態宣言も解除されて、新型コロナウイルスの感染はほんのちょっと落ち着いた感じでしょうか。旅行やお買い物に出かける人も増えているようです。ちまたでは「リベンジ消費」なる言葉が飛び交ってますね。英語では?
もうそのまま。revenge spending で通じます。
ファッション誌「WWD」のある記事の見出しです。
Is ‘Revenge Shopping’ on the Horizon in the U.S.?
米国では「リベンジショッピング」の兆し?
こちらはブルームバーグのニュース記事の見出しです。
Americans Have $1.7 Trillion to Burn in Revenge-Spending Binge.
(コロナ禍でたまった)米国人の貯蓄、1兆7000億ドルが「リベンジ消費」に
ところで。
英語の revenge spending や revenge shopping はコロナ禍を機に使われはじめた新しい言葉です。しかし、経済界にはこの現象を表すもっと伝統的な用語があります。それが pent-up demand です。日本語ではそのまま「ペントアップデマンド」または「繰越需要」といいます。pent-up は「抑圧された、押さえつけられた」という意味の形容詞です。ニュースの記事などでときどき見かけます。頭の隅っこに入れておいてね。
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