apples and oranges:リンゴとオレンジ

お仕事で会議に出席したときのこと。出席者のひとりが「リンゴとオレンジを比べることはできないよ」と言いました。リンゴとオレンジ。英語の慣用表現なのですが、ご存知でしょうか?

根本的に性格・性質が異なり、ために比較に適さない二人の人間、あるいは二つの物を、英語ではしばしば「リンゴとオレンジ」に喩えます。

実際のセンテンスではどのように使われるのでしょう。

It’s no wonder John and Mary broke up. They are like apples and oranges.
「ジョンとメアリが別れたってさ。まあそれもしかたがない。あのふたりはリンゴとオレンジ(水と油)だからね」

You can’t compare classical music to jazz music. They’re apples and oranges.
「クラシックとジャズを比べるのは無理がある。ふたつはリンゴとオレンジ(まったくの別物)なんだから」

最後にもうひとつ。Merriam-Webster の例文を引用します。

To compare large trucks with compact cars is to compare apples with oranges.
「大型トラックと小型車を比べるのは、リンゴとオレンジを比べるようなものだ」
(比較にならない)

おもしろいことに、リンゴとオレンジはそんなに違わない!と主張する人たちもいます。どちらも果物で、大きさも形状も似たようなもの。どちらも木に生り、種がある。どう思います?

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