more or less:まあそんなところ?

今回はKAORIがネタを提供してくれました。「戦う幌馬車」という古い(すごく古い)映画を見ていたら、こんな会話が出てきたそうです。

「あいつはおまえの友だちか?」
「まあそんなところかな」

で、この返事の部分が、英語の字幕では more or less になっていて、「へえ」って思ったそうです。

この more or less はけっこう知られたイディオムです。学校では「多かれ少なかれ」と習いますね。

英英辞典では、こんなふうに説明されています。

approximately
おおよそ
essentially or basically
基本的に
(of quantities) imprecise but fairly close to correct
(数量に関して)正確ではないが、正しい数値にごく近い
to some extent; somewhat
ある程度、いくらか

例文をいくつか見てみましょう。

This container holds 3 gallons, more or less.
「この容器はおおよそ3ガロン入る」

She seemed more or less familiar with the subject.
「彼女はこの件に関してある程度は知っているようだった」

We came to more or less the same conclusion.
「私たちは多少の差こそあれだいたい同じ結論に達した。」

冒頭の「まあそんなところかな」ですが、「友人というほどではないが、知らないわけでもない」程度の知り合いなのでしょう。実は、more or lessはしばしば、質問に対して曖昧な答えを返すときに使われる表現でもあります。

Did you know that?
「知ってたのか?」
More or less.
「まあね」

こんな感じです。

最後まで読んでくれてありがとう。

このコンテンツについてコメントする(質問もこちらへ)

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です