なんと!英語にも「縁故採用」にあたる言葉があります。縁故採用があるからでしょうね。「お友だち内閣」っぽい言葉もあります。今回はそんなお話。
親戚のお嬢さんが就活中です。それで、アメリカには縁故採用とかあるの?みたいな話になりました。縁故採用の有無には明るくありませんが、縁故採用にあたる言葉はあります。
「依怙贔屓(えこひいき)」三兄弟みたいな三つの単語があります。favoritism、cronyism、nepotism の三つです。
favoritism は favor の派生語なので想像がつきますね。もっとも広範な意味での「えこひいき」です。
cronyism は英和辞典には「縁故主義」とあります。英英辞典の説明のほうが具体的です。Macmillan ではこう定義しています。
the practice of giving jobs and other advantages to friends, especially in politics
「お友だちに仕事や利益を与えること。特に政治で使われる」
お友だち内閣は crony cabinet です。
nepotism も縁故主義ですが、こちらも Macmillan の定義を見てみましょう。
the practice of using your power and influence to give jobs to people in your family instead of to people who deserve to have them
「権力や影響力を使って、本来その仕事を得るにふさわしい人ではなく、親類縁者に仕事を与えること」
まんま「縁故採用」ですね。
あんまり使う場面はないかもですが、話のネタに覚えておくといいよ(?)
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