本稿では obsessed という単語を使って「好きすぎる」を表現してみたいと思います。
obsession を辞書で引くと、「強迫観念、妄想、執着」などといった、ちょっと暗いイメージの訳語が出てきます。obsessed は、人や物に執着しているさま、誰かや何かのことで頭がいっぱいであるさまを表します。
この obsessed については、英語学習サイトの PhraseMix がとても興味深い考察を開陳しています。
いわく。
obsessed という言葉は、他者について語るときに使うと、それはあまりポジティブな意味ではないけれど、自己を表現するときに使うならば、必ずしも否定的な意味にはならないというのです。「私は四六時中~について考えているほど~が大好きだ」というときに、この obsessed を使って表現するという。
いわゆる「好きすぎる」ってやつですね。
例文をいくつか。
I’m totally obsessed with Indian movies.
「インド映画に夢中だ」
I’m obsessed with chocolate.
「チョコレートが好きでたまらない」
I’m obsessed with being a good person.
「いい人ねって言われるためならなんだってする」
I’m obsessed with being clean.
「潔癖症」
I’m obsessed with punctuality.
「時間に几帳面」
うーん。必ずしも否定的ではないけど、obsessed を使うかぎり、やっぱり「執着感」というか「取り憑かれてる感」は出ますかね。まあ日本語の「好きすぎる」も、目的語を選ぶ表現ではあるか。
自己責任で使ってね。
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