コロナ禍に見舞われて、私たちは「当たり前の日常がちっとも当たり前ではなかった」ことを思い知りました。なくしてみてはじめて、何かまたは誰かの大切さ、ありがたみ、価値に気づかされる。誰もが一度ならず経験することだと思います。今回はこれを表現するフレーズをご紹介します。
では、基本のカタチから。
to take something / someone for granted
「何かをあって当たり前と思う、誰かをいてくれて当然と思う」と言いたいときに使うフレーズです。ここには当然、「ろくに感謝もしない」という含意があります。
基本のカタチといっても、これだけではちょっと分かりにくいので、例文を出しますね。ニュアンスを掴み、使い方をマスターしてください。
We tend to take our health for granted – until it’s gone.
私たちは、病気やけがをするまで、健康であることのありがたみに気づかない。
We shouldn’t take our access to clean water for granted.
きれいな水がいつでも手に入ると考えるのは間違いだ。
Never take your friends and family for granted.
家族や友人をいて当たり前の存在と考えてはいけない。
I just took your support for granted.
君の支援を当然と思ってしまった。
最後に表題の英文について。
Don’t take anything for granted.
あって当たり前のものなどひとつもない。
いかがです? 皆さんも例文を作ってみてね。仕事とか電気とか食べ物とか、いろいろ思いつくと思います。
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