Thanks for the heads-up!:知らせてくれてありがとう

誰かに heads up! と言われたら、どう反応しますか? とりあえず、声のした方に注意を向けるでしょう。実はこの heads-up、注意喚起のフレーズなのです。

ビジネスメールを翻訳していたら、「日程変更のご案内をいただきました、ありがとうございます」という一文がありました。それがこれ。

Thanks for the heads-up.

商用文なのでちょっとかしこまった訳文になりましたが、この英文自体はかなり砕けたインフォーマルな言い回しです。「知らせてくれてありがとう」という意味です。今回のメールでは「日程変更を知らせてくれてありがとう」でしたが、もちろん、情報の中身はさまざまです。

この heads-up には advanced notice(事前通知)とか、warning(警告)の意味があり、前もって知っていると後で困らないような情報、準備のために必要な情報を指します。こういう情報をもらったときに使うのが上の英文です。

たとえば、会社の定例会を欠席したあなたに「来週の会議は月曜日じゃなくて、火曜日に変更になったよ」と教えてくれた同僚に。

あるいは、今日の授業を欠席したあなたに「来週は休講だってさ」と教えてくれたクラスメートに。

知らせてくれてありがとう。教えてくれてありがとう。そうお礼を言います。それがこの一文です。

Thanks for the heads-up!
「知らせてくれてありがとう」

「気をつけて!」と文字通り注意喚起する際に、間投詞として使うこともあります。

Heads up!
「気をつけて!」

heads は「頭」ですが、「頭上注意」に限って使われるわけではありません。警告全般に使えますので一応。

機会があったら使ってみてね。

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