I travel to work by train:電車通勤

外国人観光客の受け入れが解禁になる一方で、日本から海外に出かける人も出てきましたね。旅行といえば travel。でも travel が常に「旅行」であるとは限りません。日本語にするときに「旅行」の二文字を使わないこともあるのです。今回は旅行ではない travel のお話。

通勤・通学

ある地点から別の地点に移動することを、英語ではしばしば travel を使って表現します。たとえば通勤通学です。

I travel to work by train.
「私は電車通勤です」
(電車で通勤しています)

Students are not allowed to travel to school on motorcycles, scooters, or skateboards.
「バイク、スクーター、スケートボード通学は禁止です」
(学生がバイク、スクーター、またはスケートボードで通学することは許可されていません)

I usually travel by bus.
「主な移動手段はバスです」
(普通はバスで移動します)

乗り物などの速度

車などの速度を表すときにも travel を使います。

The car was travelling at about 80 miles per hour.
「その車は時速80マイルくらいで走行していた」

また、travel という動詞ひとつで travel fast を意味することもあります。英英辞典でもおなじみの例文を Cambridge と Macmillan から拝借しましょう。

That bike can really travel! (Cambridge)
「あの自転車はかなりのスピードが出る」

This car can really travel! (Macmillan)
「この車はほんとに速い!」

光や音

日本語では「光はまっすぐに進む」などといいますが、この場合も英語では travel を使います。通常、「移動する・伝わる・進む」などの訳語が充てられます。

Light travels in a straight line.
「光は直進する」

Light travels faster than sound.
「光は音よりも(移動速度が)速い」

Sound travels more slowly than light.
「音の速度は光よりも遅い」

噂(うわさ)や知らせ

何かのニュースや噂が伝わるというときにも travel を使って表現します。日本語には「悪事千里を走る」ということわざがありますが、英語ではこういいます。

Bad news travels fast.
「悪い知らせは速く伝わる」

Bad rumors travel fast.
「悪い噂はすぐに広まる」

今日は「旅行」とはちょっと違う travel についてご紹介しました。ちょっと長くなりました。おつかれさま!

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