「トリメタジジン」という単語に接して最初に思ったのは、「ジジン」じゃないね。でした。もはやこれは習い性というか職業病というか。英語では何というのだろうと疑問に思った単語を見ると、調べずにはいられません。
この衝動の後ろにあるのはそこはかとない恐怖です。通訳しているときに、何かの拍子(というか雑談とか会食のときね)にトリメタジジンが話題になったらどうしよう。本筋とはまったく関係なくても、この単語が出てきたら、ちゃんと発音できないといけないわけです。
私も通訳の端くれだからね。調べたよ。
trimetazidine でした。
英語の発音はたぶん、「トライメタジディン」に近いかなとは思ったのだけど、せっかくなので確認しました。普通の辞書には案の定、ありませんでしたので、「trimetazidine, pronunciation」とか「trimetazidine, how to pronounce」で検索してみました。けっこうサクサク見つかるかと思ったのですが、見つかりませんでした。
こういう場合はどうするか。trimetazidine を動画検索します。そうすると、いまなら ABC とか CBS とか CNN とか NBC のオリンピック関連のニュースがどぱーっと出てきます。医療関係者が出てきて trimetazidine について解説している場面を探し出せば、専門家の発音がゲットできます。
アルファベットで表記されためずらしい人名の読み方が分からない場合、私はよくこの手を使います。デジタル時代のおかげですね。
ちょっと話がそれましたが、トリメタジジンはトライメタジディンでした。
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