日常的によく使われることわざを引き合いに出すとき、英語ではよく You know what they say という表現を使います。「よく言うでしょ?」のような意味合いです。
このセンテンスの they は特定の誰かではありません。不特定の彼ら彼女ら、いわゆる世間様のことです。
こんなふうに使います。
You know what they say, a friend in need is a friend indeed.
「世間ではよく言うじゃないか、まさかの時の友こそ真の友ってね」
You know what they say, you scratch my back and I’ll scratch yours.
「魚心あれば水心って言うだろう?」
ちなみに、二番目の例文の you scratch my back and I’ll scratch yours は、「私の背中を掻いてくれたらあなたの背中を掻いてあげる」、つまり「私のことを助けてね、そしたらあなたのことを助けるよ」ってことです。「持ちつ持たれつ」なんて訳されることもあります。
実際の会話では、そのことわざがとっても有名な場合、最後まで言わず、最初の部分だけに言及することもあります。
たとえば。
You know what they say, while the cat’s way….
「鬼の居ぬ間に、ってね」
You know what they say, when in Rome….
「郷に入っては、って言うじゃないか」
ちなみに、それぞれのことわざをフルセンテンスで言うと。
While the cat’s away, the mice will play.
鬼の居ぬ間に洗濯(猫がいないとネズミがあばれる)
When in Rome, do as the Romans do.
郷に入っては郷に従え(ローマではローマ人のように振る舞いなさい)
この記事のメインは You know what they say です。機会があったら使ってみてね。
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