言うは易く行うは難し。口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。英語にもまったく同じ言い回しがあります。Easier said than done です。
翻訳をしていても、通訳をしていても、この easier said than done は非常に出現頻度の高いフレーズです。洋の東西を問わず、口で言うのは簡単でも、実際にやるのは難しいことが山ほどあるのでしょう。
たとえば、アメリカの経営者はしばしばこんなことを言います。
I’m not interested in what you can’t do. Tell me what you can do.
「君ができないことに興味はない。できることを言ってくれ」
なるほどなあと感心する一方で、ちらっとこんなことも思ってしまいます。
That’s easier said than done.
「口で言うほど簡単じゃない」
痩せたいけど食べたい人に「腹八分目」を勧めたら、あるいは、痩せたいけど運動したくない人に「ジョギング」を勧めたら、やっぱりこのフレーズが返ってくるかもしれません。
It’s easier said than done.
「それができないんだよ!」
英語の easier said than done は、日本語の「言うは易く行うは難し」より簡単な気もします。せっかくだから「イージアセッダンダン」で覚えちゃう?
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