Third time’s the charm:三度目の正直

最初の2回は失敗したけど3回目に成功とか、最初の2回は外したけど、3回目で当たりを出したとか。いわゆる三度目の正直というフレーズが使われるシチュエーションですが、英語にもまったく同じ言い回しがあります。

それがこれ。

Third time’s the charm. (Third time is the/a charm.)

三度目の幸運。なるほど。charm はお守りのことです。日本語でもチャームって使いますね。あれです。

このフレーズは「3回目の挑戦でやっとうまくいき、やったね、私がんばった!」という意味で使うことも、「これまでの2回はだめだったけど、もう一回がんばれ!」という意味で使うこともあります。

たとえば、オックスフォード辞典ではこんなふうに定義しています。

Used to express the hope that, after twice failing to accomplish something, one may succeed in the third attempt.
何かにトライして二度しくじった後、三度目こそは成功するぞと期待の気持ちを込めていう言葉。

一方、Macmillan の定義はこうです。

You say this when someone is successful the third time they try something, after they failed the first two times.
最初の2回をしくじって、3回目のトライで成功したときにいう言葉。

ちなみに、third time lucky も同じ意味です。こちらのほうが覚えやすいかもしれませんね。

では例文は The Free Dictionary から拝借します。

I’ve failed this test twice already, so hopefully the third time’s the charm.
「このテストはすでに二度落ちている。三度目の正直に期待しよう」

Jill: I’ve called Miriam twice, but she doesn’t answer her phone.
Jane: Try again. The third time’s the charm.

ジルとジェインの会話です。ジルが「ミリアムに二度電話をかけたのだけど、二度とも出ないの」というと、ジェインが「もう一度かけてみなさいよ。三度目の正直って言うじゃない?」といっています。

日本語では三度目の正直どころか四度目の正直とか五度目の正直なんていったりします。実は英語でも seventh time’s the charm とか six time lucky とかいいます。

三度といわず、何度でも挑戦していいんだよ、失敗してもあきらめるなってことですね。

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