homework といえば「宿題」です。でも、英語の homework は子どもの課題に限りません。学校を卒業すれば宿題とはさよならかもしれませんが、homework は社会人になってもついて回ります。え、なんで?
英語の homework には「下調べ」という意味があります。
たとえば。
競合プレゼンに参加するため、市場や競合他社について徹底的に研究し、完璧なプレゼン原稿を作り上げ、想定問答集を作成してプレゼンに臨みました。結果、とても良いプレゼンができました。上司や同僚からも絶賛されました。そこであなたはちょっと得意気にこういいます。
Well, thank you. I did my homework!
「恐縮です。しっかり準備をしてきましたからね!」
Cambridge Dictionary には面接試験の例文が出ていました。こういう文脈でもよく使われます。例文はちょっとアレンジしてご紹介しますね。
She had obviously done her homework.
「あれは相当な準備をしてきたね」
ビジネスだけではありません。
家を購入する、PCを買い替える、引っ越しをする、旅行や留学をするなど、絶対に失敗したくない意思決定をするときは、必ず入念な下調べをします。
Do your homework before you call a realtor.
「不動産屋に接触するまえに、ちゃんと下調べをしたほうがよい」
通訳という仕事に下調べはつきものです。2 時間の会議のためにまるまる 1 日かけて準備することも珍しくありません。関係書類を読んだり、ホームページを調べたり、あるいは専門用語を覚えたり。しっかり準備しておくほど、自信を持って仕事に臨めます。「宿題」は今も私の生活の大きな一部です。
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