Let’s put a pin in it:待ち針を打つ、あるいは保留

旅行とか結婚式とか引っ越しとか、コロナ禍で私たちは多くのことを保留にしてきました。保留とは、すぐに決定や実行や発表をせずに、先に延ばすことです。英語ではしばしばこれを「待ち針を打つ」と表現します。

待ち針は pin です。動詞は通常、put または stick を使います。

put a pin in it は、もちろん裁縫で文字通り「待ち針を打つ」という意味でも使いますが、比喩的に「進行中の議論や計画を、後で再開することを前提に、一時中断する」という意味でも使われます。

実用的な例文をいくつか。

It seems we’re going around in circles. Let’s just put a pin in it and come back to it later.
「これでは堂々巡りだ。一時議論を中断して、後でまた話そう」

We don’t have time to deal with this problem right now, so we’ll stick a pin in it and look at it later.
「いますぐこの問題に対処する時間はないので、後回しにしましょう」

The pandemic put a pin in our wedding plans.
「コロナ禍のおかげで結婚式が延期になった」

割と使いやすいイディオムです。皆さんも例文を作ってみてね。

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