When it rains, it pours:降れば土砂降り

梅雨です。そこで問題。「昨日は終日雨でした」を英作文してください。すぐにできたかな? ちょっと迷っちゃった人、おさらいしましょう。

ポイントは動詞 rain です。これひとつで「雨が降る」という意味になります。でも主語がないとセンテンスは成立しませんので、便宜上、主語に it を使います。いろいろな時制で例文を作ってみましょう。

まず、「6月は雨が多い」のような一般論や事実を述べるときは現在形を使います。

It rains a lot in June.
「6月は雨が多い(6月は雨がたくさん降る)」

いま現在雨が降っている場合は現在進行形を使います。

It’s (It is) raining outside.
「外は雨だよ」

朝から現在までずっと降り続けている状態を表す場合は現在完了形です。

It’s (It has) been raining since morning.
「朝からずっと雨です」

「昨日は一日中、雨が降っていた」のように過去の話をするときは過去形にします。冒頭の英作文の回答です。

It rained all day yesterday.
「昨日は終日雨でした」

さて表題。けっこうよく知られているイディオムです。

When it rains, it pours.
「降れば土砂降り」

pour はコーヒーをカップに注ぐ、朝日が降り注ぐ、雨が降り注ぐの「注ぐ」です。雨の場合は「激しく降る雨」に使います。そこで上の英文は「雨が降るときは、決まって土砂降りだ」となります。文字通りの雨にも使えますが、多くは比喩的に使われます。たとえば。

I got fired, my girlfriend left me, and my goldfish died, all in the same week. When it rains, it pours.
「会社を首になった。彼女にフラれた。飼っていた金魚が死んだ。全部この1週間に起きたことだ。悪い事は重なるものだ」

雨の季節です。雨が話題になることもしばしばでしょう。これを機会に動詞 rain の使い方、しっかりおさらいしておきましょう。

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