sour grapes:酸っぱいぶどう

低い枝に生る果実のお話をしたら、キツネとぶどうのイソップ寓話を思い出しました。高い枝に実るぶどうをうらめしそうに見やりながら、「あれは酸っぱいぶどうさ」と負け惜しみをいうキツネ。「酸っぱいぶどう」はsour grapes です。これもイディオムとして使われます。

おなかを空かせたキツネがぶどうの木を見つけます。キツネは背伸びをしたり飛び上がったり、なんとかぶどうにありつこうとします。でもぶどうは木の高いところに生っていて、どうしても届きません。悔しさでいっぱいのキツネは、「どうせこのぶどうは酸っぱくて美味しくないにきまってる。誰が食べてやるものか」と捨て台詞を残して立ち去ります。

「酸っぱいぶどう」は sour grapes です。いわゆる「負け惜しみ」を表す慣用表現として使われます。

実用的な例文をいくつか。

“He’s not that smart. He’s just lucky.”
“Well, that’s just sour grapes.”

「彼はそんなに賢くない。運がいいだけだ」
「それは負け惜しみだろう?」

“I didn’t want that job anyway.”
“That sounds like sour grapes to me.”

「どうしてもあの会社に就職したかったわけじゃない」
「負け惜しみに聞こえるけど?」

Whatever I say about my ex-wife will probably sound like sour grapes. (Longman)
「別れた妻について僕が何を言ったところで、負け惜しみにしか聞こえないだろう」

Longman の例文はけっこう使えるかもしれませんね。ちなみに、別れた夫なら ex-husband、別れた彼氏彼女なら ex-boyfriend/ex-girlfriend です。なんなら ex だけでも大丈夫です。前夫前妻昔の恋人ぜんぶ網羅できます。

いつものように「機会があったら使ってみてね」と絶賛オススメはできませんが、まあ機会があれば。

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