【unique】という言葉について考えてみました

what3words という新サービスのテレビCMが「意味不明だ!」と話題になっています。確かに、私も最初はちょっと混乱しました。地球上のあらゆる位置を「unique combination of three words」で表すのだとか。今日はこの unique という言葉に注目しました。

what3words の HP(英語)ではこう説明されています。

We divided the world into 3 metre squares and gave each square a unique combination of three words.

「私たちは世界を3メートル四方のマス目に切り分けて、それぞれのマス目に3つの単語のユニークな組み合わせを割り当てました」(※ JUNKO 訳)

この文脈で unique であることは非常に重要です。

ではそもそも、unique とはどんな意味なのでしょう。

日本語で「ユニークなアイディア」といえば、「ほかの人が思いつかないような、独自のアイディア」です。「ユニークな人」といえば、「個性的でおもしろい人」を思い浮かべます。

でも、unique のもっとも本来的で、もっとも重要な意味は「オンリーワン」です。世界でたったひとつという意味です。

what3words の日本語の HP では「固有の」と訳しています。技術者なら「一意の」という言葉を使うかもしれません。一意とは唯一であることです。重なりがないことです。

考えてみれば、あなたの住所や私の住所を「3つの単語」で表すのです。おもしろい組み合わせである必要はまったくありませんが、オンリーワンでなければ困ります。重複があるとたいへんなことになります。黒猫の着ぐるみを着た配達員の人が困惑します。

たとえば、電話番号もユニークナンバーです。ユニーク(オンリーワン)でなければ、私の電話番号にかけたのに、別の誰かにつながってしまいます。

それにしても。自分の住所地の3メートル四方に、ある意味勝手に3つの単語が割り当てられていたなんて、いまのいままで知りませんでした。ひとつでも好きな言葉が入っているといいなと思って調べてみたのですが、つまんない言葉の組み合わせだったよ。ぴえん。

今回は unique という言葉について考えてみました。一番大事な意味は「オンリーワン」ですよ。

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