外国人観光客の受け入れがついに再開されるようです。ただし、添乗員付きのツアー客限定で、3密回避やマスクの着用など、基本的な感染対策は厳守だとか。添乗員さんたちはたいへんですね。さておさらい。「3密」は英語で何という?
closed, crowded, close-contact
「3密」は英語では「3Cs」です。実は以前にもこのトピックを取り上げ、そのときは3つの「C」を confined、crowded、close とご紹介したのですが、厚生労働省のパンフレットでは confined の代わりに closed を使っています。
日本語の「3密」は「密閉」、「密集」、「密接」です。厚労省のパンフでは、それぞれ closed spaces、crowded places、close-contact settings としています。
closed spaces は「閉じた空間」、「閉所」です。換気の悪い「密閉」空間を closed を使って表現しています。
crowded places は多くの人々が「密集」する場所です。人混みのことですね。
close-contact は「密接」な接触です。settings は状況や環境、場面のことです。「近い距離で会話をするような場面」は避けましょうということです。ちなみに、close contact は医学用語としては「濃厚接触(者)」を指します。
face mask
風邪や花粉症で着ける「マスク」を英語では face mask と言います。
surgical mask とか medical mask ということもあります。surgical は「外科手術の」、medical は「医療用の」という意味なので、ちょっと大仰に聞こえるかもしれませんが、医療従事者に限らず、普通の人が着けるマスクにも使います。
米国の amazon で「mask」を検索すると、医療用の mask に混じって、ジム・キャリー主演の映画「MASK」なども出てきます。英語では、mask だけだと医療用のマスクというよりは「仮面」のほうがピンとくるのです。
そして医療用のマスクの商品名を見ると、たいていは単なる mask ではなく、face mask となっています。お時間があれば、ぜひ見てみてください。
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