体重が1キロ2キロ減ったところで見た目はあまり変わらない。でも体重計に乗ってみれば、その変化は針の動きで分かります。このように「目に見える変化(効果)」を生じさせるとき、英語ではしばしば move the needle という表現を使います。
月: <span>2022年11月</span>
陪審員が戻ってこない。どこから? お昼とかトイレとか。いえいえ違います。別室です。別室でまだ協議中なのです。この被告人は有罪か無罪か。文字通り、白黒つけられないでいるのです。
stick the landing というと、棒状のものを地面にグサッと突き刺すみたいなイメージが浮かぶけど、これで「着地を決める」という意味になります。鉄棒とか鞍馬とかスキージャンプとか。
wind は「風」、fall は「落ちる」。windfall は「風に吹かれて地に落ちた果実」のことです。日本語では風で落ちたリンゴを「棚ボタ」に喩えることはありませんが、英語では棚ボタ的に手にした大金、予定外の収入をさして windfall といいます。
行ったり来たり。踏んだり蹴ったり。出たり入ったり。扉の開け閉め。電車の乗り降り。日本語の慣用表現です。来たり行ったりとは言わないし、扉の閉め開けとも言わない。実は、英語にも似たようなイディオムがあります。
接続詞 albeit についてお話します。中高の英語の授業で習得する単語ではありませんが、新聞や雑誌の記事ではけっこうよく見かける単語です。出てきたときに普通に知っていたら、ちょっとカッコいいかもしれません。
和製英語ではありません。歴とした英語です。ぱっと見は「幸せな中間」ですが、そう訳されることはまずありません。最近読んだマーケティング関係の業界誌ではこんな感じで使われていました。
言うは易く行うは難し。口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。英語にもまったく同じ言い回しがあります。Easier said than done です。